Vision

To help transition Japan to a peace promoting post-carbon country while enjoying every step of the process.
僕のビジョンは、祖国日本で、平和文化を育みポストカーボン(Post-Carbon) 社会を促進してゆく事です。
化石燃料や原子力に頼らず、他国の資源を取らない、
自給自足な国へのトランジションを実現させてゆきたいです。

Wednesday, May 18, 2011

食と教育の最先端:「実践型教育でサステナビリティーを身につける」

日本語は英語の文章の後にあります。

THIS PART IS IN ENGLISH:)

Below is an article about some innovative university programs led by a very special UCSC professor in agroecology, Steve Gleissman and many amazing students (probably a lot of other people too). Innovative and powerful, these programs stimulated my sense of wonder and propelled me into the world of understanding inter-dependence, engaging in activism, and living an exciting life. The two program I wrote about are,
  • The Program In Agorecology and Community (PICA) and
  • Community Agroecology Network (CAN).....its about coffee!
Hopefully I'll write more about these programs in the future but in the mean time,
please check out the websites,
especially those of you in academic institutions!
And if you haven't read about the Education for Sustainable Living Program,
that is definitely a program worth knowing about.
Life changing!

The Program In Agorecology and Community (PICA)

PICA's primary academic mission is to engage students with sustainability through practical experience and the sharing of community based knowledge. Through seminars, practical training in agroecology and organic gardening, student involvement in campus and community gardens, and the development of local composting projects, PICA students are able to integrate classroom instruction with hands-on learning.

PICAns work in the classroom and the field to address such questions as:

  • How do issues of environmental quality and social justice interact in sustainable communities?
  • How does an understanding of ecology inform decisions about farming/gardening practices?
  • What impact can consumer choice have on how farmers design and manage their farming systems?
  • What roles do art and creativity play in shaping social change and in sustaining communities?
Copied from official website 5/18/11.

Community Agroecology Network (CAN)
CAN envisions action education not only as learning by doing, but as a form of advocacy for a more just world. We work with students, farmers, and the public to raise awareness and create tools for change around global trade and sustainable agriculture. We use field study opportunities, farmer exchanges, and research-based trainings to inspire action for social and environmental justice.

At the heart of participatory research lies a simple commitment: to combine research and action forsocial change. Relationships between researchers and the communities they partner with are cultivated over decades in many cases, with the goal of empowering communities and spreading new knowledge.

Each of CAN’s partner communities is represented by a researcher liaison who has established a long-term relationship with member-based organizations in the community. Together the researcher, organization and farmer members address questions related to sustainable farming systems.

CAN's trade innovations connects small-scale coffee farmer cooperatives, coffee roasters, researcher liaisons, the Santa Cruz Farmer's Market, university dining halls, students and household consumers to create alternative trade models

  • NEW! AgroEco Coffee® Initiative is an innovative partnership for sustainable community development between CAN, researcher liaisons, community partners in coffee growing regions and a U.S. based coffee roaster, Santa Cruz Coffee Roasting Company. This initiative builds long-term relationships to support farmers in agroecological stewardship, participatory monitoring, and higher prices for their coffee.
  • Coffee from the cooperative in Nicaragua is shipped to Santa Cruz where it is roasted and marketed to consumers
Copied from official website 5/18/11.

以下はあるフリーペーパーに投稿する為に書いた記事です。
僕の人生を大きく変えた、
教育プログラムについて書きました。
【教育】【生きる事】【サステナビリティー】について、
深く考えさせられた大学プログラム。

この前紹介した
「持続可能な生活の教育学(ESLP)」
の続きです。

日本でもどんどんパーマカルチャーやこういうプログラムを、
広めていきたいです!
.....

私はアグロエコロジーの研究で有名なスティーブ・グリスマン教授(カリフォルニア大学サンタクルス校;UCSC)に、バイオインテンシブ農法を実践型授業で学んで以来、食糧への関心が深まりました。グリスマン教授は、食糧システム、コミュニティー、サステナビリティーを実践型で教育している画期的なプロジェクトの数々に関わっています。畑仕事を主にする(専攻を問わず誰でも受けられる)「ガーデン・インターンシップ」や、「アグロエコロジーとコミュニティーのプログラム(PICA)」や、「コミュニティー・アグロエコロジー・ネットワーク(CAN)」や、『サステナ』第一号でご紹介頂いた「持続可能な生活のための教育プログラム」も彼のサポートの元で学部生が立ち上げたものです。

アグロエコロジーとコミュニティーのプログラム(PICA)
PICAは「生活」を実践型教育の媒体とし、バイオインテンシブ・ガーデンを取り巻いて、サステナビリティーとコミュニティーについて学び合うプログラムです。学部生、スタッフ、教授が一緒に食べ物を育て、一緒に食事をし、コンポストを行い、生活の場をデザインして開拓し、密接な共同生活で現れる問題解決に取り組みます。サステナビリティーのあらゆる要素を学生中心のゼミで話し合い、校内に設けられた専用のガーデン付きの寮を中心としたエコ・コミュニティー内で生活を営みます。専攻を問わず大学の敷地内にあるPICA専用の寮に応募する事ができ、またPICAに住まなくてもゼミだけを受けたり、ガーデンでボランティアだけ参加する事も出来ます。最近は工学部や地域のエコビジネスと連携して、テクノロジーを駆使したモデル施設を目指しているようです。

コミュニティー・アグロエコロジー・ネットワーク(CAN)
CANは、珈琲を中心に中米の生協農家、先進国(米国)の消費者、学生と教育者を繋げる国際ネットワーク・プログラムです。研究と教育を通して珈琲生産をエコロジカルに行いつつ、もろい環境に置かれている中米の珈琲農家の生活保護も新しい形でのグローバリゼーションを通して現実化しているのです。生産者と消費者の距離を短くする事によって、農家には今流行りのフェアトレード以上の収入が確保されるのです。学生は一学期間中米の農家とホームステイをして現地の人と働きながら研究を行う事も出来ます。地域のファマーズ・マーケットやUCSCのあらゆるカフェなどでは主にCANの珈琲が販売されており、持続可能な生活の為の教育プログラムでは、中米の珈琲農家の方々、ホームステーした学生、及び食糧システム研究員からなるパネルがほぼ毎年行われています。

農生態学・持続性食糧システムセンター(CASFS)
これらに先駆けてグリスマン教授が手掛けた大規模なプロジェクトに、「農生態学・持続性食糧システムセンター(CASFS)」があります。
CASFSのミッションは、研究、実践、活動を通して環境に優しく、経済的に成り立ち、社会的に公正であり、非搾取的な食糧/農業システムを開発推進していく事です。学生、教授、研究者、スタッフ、NGO、一般の方々、農家、政府と共同で活動に取り組んでいます。研究と教育の現場、10ヘクタールの農場と1.2ヘクタールの農林菜園には、年間数千人が世界中から訪れるそうです。

ここで行われている企画の一つで、国際的に認識されているものに1967年から行われてきた独立小農民を目指す者の為の、住み込み有機農業研修プログラムがあります。研修生は文字通り、半年間農場に住み込んで農園を維持し、農生態学やマーケティングの講義を受け、独立小農民に必要とされる知識と技術を実践を通して学んでゆきます。プログラムの維持費の一部は、研修生らによる「地域に支援された農業」(CSA)というアメリカ流産直商法(生協のようなもの)や直売にて賄われています。研修生は食生活を分ち合い、共同生活を営むにあたり現れてくるコミュニティーの問題を民主的に解決したり、各々の専門分野における知識を教え合ったりします。農家を目指す人だけでなく、シェフや教育者、発展途上国で活動している者、又NGOで働く者等、背景は様々なようです。

ここで学ぶ事が出来るユニークな農法は、アラン・チャドウィック氏が伝授した仏インテンシブ・バイオダイナミック農法から発展したバイオインテンシブ農法です。殆ど外部からは資源を持ち込まず(肥やし等)、機械も使わず、手作業で多種多様な一年草や多年草の花、野菜、果樹を交えて安定した環境システムを維持しながら、小さな土地で最大限に地域に適切な産物を育てています。冬の間も休閑せず、空豆、オーツ、ベッチなど土の栄養補給や春のコンポスト材料に有効な植物が植えられます。

この他、夏の短期間コースや国際出張コース等も行われます。また、研究農場の一部では「ライフラボ」と称される自然体験教室が催され、子供達に環境システム、食、農業について教える場となっています。ライフラボは実に独創的にデザインされていて、かわいらしい丸い畑、断面が覗ける仕組みの蜂の巣、木の中の音楽室、変わった鶏のいる鶏小屋、様々なコンポスト等、あらゆる要素満載の楽しい学びの空間は子供だけでなく大人にも大人気です。


これら大学で行われているプログラムの共通点は、「食」とコミュニティーを中心に実践を通して学び、専攻を問わず皆に提供されている事です。
今の世代が抱えている課題は、これからの時代をどう生きるかです。サステナビリティーは生活を実験台に身につける必要があるのではないでしょうか。このように専攻の制限を超越した生きた教育が、最先端を進む大学や世界中で活躍している草の根パーマカルチャーセンター等で、今後もっと実践されてゆくことを願っています。

No comments:

Post a Comment