早速、研修生どうしで話し合いました。
まだ大衆文化では聞かないパーマカルチャーを七ヶ月しにいくと言うと、
家族、友達、あらゆる人に、「なにそれ?」と必ず聞かれます。
または、もうすでに先入観がある人もいます。
怪しいヒッピーなオカルト。
新しい農法。
ハーブスパイラル。
ストローベール。
バケツトイレなどなど。
「日本人とは何か?」を答えるのと同じくらい難しい気がします。
日本人は寿司を食べて、相撲をして、着物を着て、賢くて、切腹をする人々と先入観を持っている人もたびたびあいます。そういう先入観を持っている人達に、どう上手に説明をするかはなかなか難しい事です。しかも、ハーフの僕が考える日本人と、「普通の日本人」にとっての日本人と、日系の人が思う日本人には大きな差があると思います。もちろん一致する要素もあるはずです。
そんな事を考慮しながら、Permacultureをどう説明したら理解されるのでしょうか?
日本人を知るためには日本に行く事が必要なように、
パーマカルチャーを理解するには実際やってみるのが一番大切だと思います。
もしかしたら、あなたはもうパーマカルチャーをやっているかもしれません。
まず、Permacultureを創立したBill Mollison氏とDavid Holmgren氏とトランジション・タウン運動(Transition Town Movement)の創立者Rob Hopkins氏の説明から初めて見ましょう。(本Transition Handbookより)
モリソン:a philosophy of working with, rather than against nature; of protracted and thoughtful observation rather than protracted and thoughtless labor, and of looking at plants and animals in all their functions, rather than treating any area as a single-product system.
自然を敵とせず自然と共に、
そして思慮なしに行動するのではなく、
じっくり観察し、
一つのものだけを生産するのではなく、
動植物のあらゆる機能を理解して、
生活する哲学。(下手な翻訳で失礼しました)
(例えば、木について考えてみましょう。
ある人や企業にとっては、木はただの木材です。
しかし、木はあらゆる機能を持っています。
木の種類と位置にもよりますが、生息環境、日陰、人間や動物の食料、マルチ、遊び場、浸食や風食防ぎ、防音、水の浄化、空気生産と浄化、五感への刺激、風よけ、あらゆる産物(漆、コルク、メープルシロップ、ゴム)、精神的や文化的や宗教的な役割、などなど。)
ホームグレン:is a design system based on ecological principles which provides the organizing framework for implementing a permanent or sustainable culture.
持続可能な文化を構成し実践させるための、エコロジーの原則に基づいたデザイン体系。
ホップキンズ:hard to define, in essence it is a design system for the creation of sustainable human settlements.
定義するのは難しいが、本質的には持続可能な集落作りのためのデザイン体系。
「パーマカルチャー—農的暮らしの永久デザイン」のアマゾンの内容の説明にはこう書いてあります:パーマカルチャーとは、人間にとっての恒久的持続可能な環境を作り出すためのデザイン体系のことである。パーマは永久、カルチャーは農業と文化の両方の意 味をこめている。文化の基盤は永続可能な農業と倫理的な土地利用だからである。
Permaculture is "duh!"ある人たちにとっては、当たり前の事にすぎない事です。
特に、農家や自給自足をしている人々など。
Permaculture is "a fertility cult."
こんな答えも聞いた事があります、肥沃オカルト。
なんとなく分かりますか?
大切なのは、パーマカルチャーは別に何か新しい発明ではない事と、
デザイン体系(メソドロジー)である事です。
いままでいろいろな人や文化で行われていた事を、
現代人に分かりやすく言葉に整理した様なもんだと思います。
もう一つ大切なのは、パーマカルチャーには倫理もある事です。
でも、明日6:30から朝ご飯の当番なので、その話は次回にします。
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